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マリーの奇跡

POINT:94点/272人 Good:59.6%

小さい時に本か何かで知った話です。

ある裕福な家庭に、ミミという女の子がいました。
ミミは生まれつき目が不自由で、手術しても治る可能性はきわめて低いだろうと言われていました。
しかし幼いミミは、いつか必ず自分の目は治って、太陽の光や、色鮮やかな花々を見る事が出来ると、信じて疑いませんでした。

ミミの誕生日。お父さんとお母さんは、ミミに可愛らしい西洋人形をプレゼントしました。
その西洋人形は、綺麗な金髪で、空のように青い瞳をしていました。
ミミは人形を貰って最初はとても喜んでいましたが、人形の閉じたり開いたりする瞳に触れた瞬間、
「…どうして!?どうして私の目はずっと閉じたままなの!どうしてこのお人形のように開かないの!」
と、人形を床に投げつけてしまいました。
両親は泣きわめくミミをどうする事も出来ず、暫く部屋に一人にしてあげました。
ミミは両親が部屋からいなくなると、手探りで人形を捜し、そしてぎゅっと抱きしめました。
「ごめんね、ごめんね、痛かったでしょ、ごめんね」
ミミは人形の頭を撫でながら、何度も謝りました。


ミミは人形をマリーと名付けて、それはそれは大切にしました。
そしてマリーにいつも話かけるのです。
「マリー、私の代わりにあなたが見てちょうだい。青い空や、赤や黄色のお花さん達を。…もし私の目が治ったら一緒に見ようね、約束よ」


ある日、ミミにとっても良い話が来ました。
ミミの目を治せるかもしれないというお医者さんが現れたのです。
ミミや両親はとても喜んで、目の手術を受ける事にしました。
ところが、残念ながら手術をしてもミミの目は治りませんでした…。
ミミや両親は絶望して、涙がかれるほど泣きました。
ミミはその夜、マリーを抱いてベッドに入りました。そしてマリーに自分の今の悲しみを全てぶつけたのです。

ミミが眠りについた頃、マリーは独りでに、そっとその青い瞳を閉じました。永遠に……。

翌朝、ミミは両親のいるリビングへとやって来ました。
「おはよう…。太陽の光がすごく眩しいわ…。」
両親はミミの言葉に驚きました。ミミは目が見えるようになっていたのです。
しかもミミの瞳は空のように青い色をしていました。それは間違いなくマリーの瞳でした。
「マリー、あなたが私に瞳をくれたのね。ありがとう、本当にありがとう」
ミミは永遠に閉じてしまったマリーの瞳を見つめながら、何度も何度もお礼を言いました。

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匿名さん  2009/04/16 02:19
タグ:感動系

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新着のコメント 3 件

■匿名さん  2010/08/31 19:53
良い話しでした(^^)v ↓いやいや、本で読んだ話だって言っ …(続き)

■匿名さん  2010/08/31 09:42
いやいや、コイツ犬木加奈子先生の漫画の内容をそのまま書いただ …(続き)

■匿名さん→VerryGood!  2010/08/30 20:59
感動作(・_・、)

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